Canna Coco 自動給水

CANNA COCO栽培を自動給水にする方法

CANNA COCO栽培の水やりを自動給水にすれば、水切れの心配がないうえに、大きく元気に育ちます。CANNA COCOを自動給水システムにする一番の近道は「GoGro(ゴーグロ)」を使うことです。 自動給水システム「GoGro」で、COCO栽培するステップは、次のとおりです。

発芽苗、または、挿し木苗を、まずスターティング・ポットに植えます。そして、ポット全体に根が張るまで、培養液の水やりをして育てます。幼苗期の水やりは、通常より培地が軽くなるまでまってから培養液を与え、排水を多めにすることがポイントです。

 

 

 

 

スターティング・ポット全体に根が張ったら、GoGroにセットするファイナル・ポットの準備をはじめましょう。

収穫まで使用するファイナル・ポットに、CANNA AquaClay Pebbles(クレイ・ペブルス)またはパーライトを底から約2〜3cmの高さまで、しきつめます。クレイ・ペブルスは、あらかじめよく水洗いしたものを使ってください。さもないと根張りのスタートが遅くなります。クレイ・ペブルスを水で洗い流すと茶色くにごるので、水が透明になるまでよくすすいでください。

 

 

 

 

 

つぎに「GoGro」にベストな培地を用意します。

CANNA COCO + CANNA Aqua Clay Pebblesの場合 :

CANNA COCO培地60% + Aqua Clay Pebbles (クレイペブルス)40%をミックスします。 15リットルのファイナル・ポットをつかう場合は、CANNA COCO培地9リットル + クレイ・ペブルス6リットルを、よく混ぜてからファイナル・ポットにセットしてください。クレイ・ペブルスは、あらかじめよく水洗いしたものを使ってください。

 

 

CANNA COCO + パーライトの場合 :

CANNA COCO培地60% + パーライト40%をミックスします。 同じく15リットルのファイナル・ポットをつかう場合、CANNA COCO培地9リットル + パーライト6リットルを、よく混ぜてからファイナル・ポットにセットしますが、ふわふわとしたパーライトを多くすると培地全体が軽くなりやすいので、培地全体の25〜30%程度にするのがおすすめです。

 

 

 

ミックスした培地をファイナル・ポットにセットしたら、根や葉を切らないように気をつけながら、スターティング・ポットから苗をそっと抜いて、ファイナル・ポット植え込みます。苗の根元を手のひらで優しく押さえて培地になじませたら、ただちに培養液をたっぷりと与えてください。これで定植完了です。

 

 

ファイナル・ポットに苗を定植しても、すぐには「GoGro」にはセットしません。定植してから、約1〜2週間たつと培地の表面が乾いてきますので、培地の重量がじゅうぶんに軽くなったことを確認してから「GoGro」にセットしましょう。このように、約1〜2週間後に培地がじゅうぶんに乾いて、根が伸びるまで待ってから「GoGro」にセットすることが、とても大切です。 定植してから約1〜2週間後の間に、培地の表面が乾く前に水やりしてしまうと、根が伸びなくなってしまいます。

 

 

「GoGro」自動底面給水システムをセットアップ。

GoGro」のセットアップをします。今回は、1m x 1mスクエアのグロウスペースに、4つの「GoGro」を連結してセットするので、「4GoGro 50Lシステム 」キットには含まれている内径13mmフレキシホースは「GoGro」ひとつにつき10〜20cmと、リザーバータンクと「GoGro」までの長さ約1mを使用しました。

「GoGro底面給水トレー」4つの配置場所が決まったら、間隔にあわせて13mmホースをカットして、「GoGro」に付属しているチーズ継手と内径4mmチューブで、写真の通り4つの「GoGro」を連結します。内径4mmチューブは写真の通り長さに余裕があるので、苗が大きく育った後でも各「GoGro」システムを動かすことができて、安心です。

 

 

リザーバータンクを設置

リザーバータンクはグロウルーム外に設置し、自動給水をスムーズにするために「GoGro」底面給水トレーよりも15cm以上高い位置にしてください。

 

 

 

GoGro自動底面給水スタートから一週間たちました。

GoGro」にセットして自動底面給水スタートから1週間たちました。順調にぐんぐん育っていますが、水やりにかかる時間と手間はゼロ!  リザーバータンク内の培養液が少なくなったら足すだけです。 もしも生長スピードに差がでて、伸びるのが遅い苗があっても大丈夫です!   「GoGroバルブ」は、個々のプラントが吸収できるスピードにあわせて培養液を自動給水しつづけてくれるので、大きさや種類がちがうプラントを連結させて育てられるのです。

 

4GoGro 50Lシステム 」で栽培をスタートさせました。株数を増やしたい場合は、GoGro モジュールと、内径12〜13mmのホース(フレキシホース)を用意するだけで簡単に増設できます。

 

3種類の、おもな水やり方法のメリット・デメリット

  • ハンド・ウォータリング(手で水を与える) = メリットは、各プラントの都合に合わせて培養液を与えられる。デメリットは、日々の水やりの手間と時間が負担。水やりを忘れると一度に枯れてしまう。培養液の排水の処理も面倒であること。


  • 自動イリゲーションシステム(循環ポンプで決まった間隔で自動ドリップ) = メリットは、たくさんのプラントに、一度に同じ量の培養液を与えられる。デメリットは、培地が乾いていないプラントまで水やりをしてしまう。あらかじめ培養液の排水システムを導入しなくてはならない。


  • GoGro 自動底面給水システム = メリットは、プラントそれぞれの都合で好きな量だけ培養液を吸収できるので、大きさがちがうプラントを混在させて栽培できる。ポットの下に排水システムが不要なので、スペースの高さを節約できる。デメリットは、リザーバータンクに培養液をいれるだけで約一週間OKなので、手間が少なすぎて、なんとなく物足りない!


GoGro の説明ページはこちら