ふやして使おう、Bug Frosta 。

 冬から早春にかけては 寒さで雑菌が活動しにくいので 発酵の成功率が高まります。そこで、精米所などで簡単に入手できる「米ぬか」を使って Bug Frostaを活性化して増やす方法を ご紹介します。

気温が低い季節は、Bug Frosta が活性化するまでに少し日にちがかかりますが、病原菌をふうじこめる拮抗作用をはじめ 有用菌類のチームプレー効果、 土壌改善効果で連作障害を防ぐ効果、 そしてなにより作物が丈夫でおいしくなる効果が ケタちがいにパワーアップします。

材料は 、Bug Frosta 1袋、米ぬか1リットル、水200ml、そして 米ぬかの量が少ないので、発酵容器にはプラスチック容器を使ってください。

まずBug Frosta 1袋と、米ぬか 1リットルを プラスチック容器のなかで よく混ぜ合わせます。つぎに 水 約200mlを加えます。 米ぬかは 水をはじくので、 水を少しずつ加えながら 手でかき混ぜください。

水分が多すぎると、Bug Frosta が活性化する前に腐りやすくなるので、水を入れすぎないように、よく注意してください。 
米ぬかを 手でぎゅっとにぎってみたとき、まとまるけれど水分は にじみ出ないくらいが ちょうどよい水分量です。

Bug Frosta が活性化するには 空気が必要、直射日光は禁物です。 プラスチック容器のフタは、かならず はずしておいてください。 紙袋でフタをしましたが、ダンボール箱に入れるだけでも大丈夫です。

Bug Frosta が活性化しはじめたサインは、フタがわりの紙袋が湿ったり、プラ容器の底が ほんのり温かくなることです。

数日で 白くフワフワとした菌糸が 表面に広がります。
Bug Frostaの菌糸がはったら どんどん醗酵がすすみますので 毎日様子を見てください。

菌糸がはった翌日か、翌々日に 米ぬかの表面をさわってみます。 表面がパリッと乾いたら、表面が軽く湿る程度に 水をスプレーしてください。 
スプレーしすぎると、腐ってしまいます。

スプレーするのは、この一回だけです。

スプレーしたら、底のよすみを中心に 米ぬか全体をかるくほぐしながら切り返しをします。 プラ容器の底は 水分が多いので 表面に持ってきてあげないと過発酵で温度が上がりすぎ、黒く焦げたようになってしまいます。




だいたい1週間経つと、米ぬか全体に菌糸が張ります。

すぐに使う場合は、ここで完成です。

長期保存する場合は Bug Frosta を休眠させるために さらに全体を乾燥させます。 
容器の底にある米ぬかは、まだ湿っていて腐敗しやすいので 表面にもってきて切り返しをおこないます。 

米ぬか全体が 乾燥したら完成です。